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ヒプノセラピーの活かし方

はじめに、ヒプノセラピーの前提とクライエントに向き合う上での姿勢についての理解、そして、気持ち・身体・行動への対処についてご紹介します。

 

前提について

 これは、カウンセリングの認知行動療法での認知基本モデルです。

認知基本モデル 

認知再構成法といわれるセッションでは

出来事に対して、自動思考は信念(スキーマ)より引き起こし、その思考が「感情」や「身体」「行動」に影響する。よって、思考に気づきをクライエント自身で気づき、思考の変容をはかり、気持ちを切り替えていくというものです。

五感で感知できる現実は変えることはできません。(但し、その人が五感で認知している現実が必ずしも現実とは言えないかもしれません。あなたが見て・聞いて・感覚で認知している現実と、同じ場所にいる人の知覚で認知している現実は100%一致することは中々ありえないといえるでしょう)

現実はこの知覚でその人が認知していることだけにすぎないのです。

しかし、悩み苦しい時はより、思考や感情も含めて現実と認知しやすいのです。

 

ヒプノセラピー(催眠療法)では、ここでいう思考の変容をヒプノセラピーという一つのスキルでアプローチするものなのです。

 

クライエントとの関係性

そして、クライエントとの関係性で明確にしなくてはいけないことがあります。

あくまでも改善していくのは、クライエント自身。ということです。

催眠というと、催眠術ショーなどのイメージなのかもしれませんが、あたかもセラピストが良くしていくと思っている人もいます。

違います。セラピストはあくまでも援助する過程の支援者にすぎません。クライエントが変わったとするならば、クライエント自身がクライエント自身の力で変わるものなのです。

また、セラピストの姿勢としてそうあるべきものがヒプノセラピーです。

ここは、カウンセリングの取組み姿勢と変わりないものです。

よくクライエントから電話でのお問合せで、このようなことを質問されることがあります。

「大野さん(講師)のカウンセリングを受けて、良くなりますか?」

私はお伝えします。

「私が良くするのではなく、良くなるとすればあなた自身の力で良くしていくのです。私はあくまでもその為に共力していくだけです」

ここの関係性を明確にし、クライエント自身の認知を変えて頂かない限り、絶対良くなることはありえないのです。

ここだけでも、十分な心理教育やセッションが必要な場合があります。

 

では、ヒプノセラピーの場合、どう問題に対処していくのか

以下が全てという訳ではありません。クライエント1人ひとりのその瞬間瞬間でのコミュニケーションにより対処も変わります。

 

●気持ち

・トラウマに捉われている

・人前で緊張して不安

・自信が持てない

・言いたいことが言えない

・イライラしやすい

・人にあたってしまう

・悲しい

・自分が嫌、どうしても好きになれない

・父親、母親への抵抗感

・解放したい思いがある

・子供の頃からの思いに苦しんでいる

・自分では原因が分からず、ずっと辛い思いを抱えている

 

こういった気持ちからの開放につなげるのに使われるのが年齢退行前世療法です。

感情の根本に潜在意識にアクセスしていきます。

そして、そこからの肯定的な意図を潜在意識から探るのです。

その肯定的な意図を持って、現在の今を見つめます。

 

「過去も未来もコントロールできる」という心理学者の言葉もありますが

過去は今のあなた自身の概念でしかありません。その概念で、今、未来の言動を引き起こしているのです。

こういった対処の上で、緊張しがちな人であれば、リラックスできる気持ちを暗示で強化していくことや、退行でリラックスしている気持ちの体験に入り、リラックス感を高めていくこともできます。

 

●身体

・不眠

・リラックスしたい、癒されたい

・身体のこわばり感

 

自律訓練法や筋弛緩法というリラクゼーション法はカウンセリングでも取り入れられています。

これらは、いずれも自己暗示が働いているのです。

内面(気持ち)が身体に作用します。不安に思うと、ドキドキして鼓動が早くなったりすることもありますね。

催眠誘導でリラクゼーションの暗示が自律神経を整える作用をもたらすことに繋がります。 

 

●行動

・これから成功させたい目的に向けて能力を発揮したい

(仕事・プライベート・ダイエット・禁煙等)

・ゴールへのモチベーションを高めたい

 

例えば、ナビゲーション

いくら現在地がわかっても、ゴール地点が明確でなければ、たどり着けませんよね?

 

そして、どうでしょう

一度、行った道は2回めは行きやすくなりませんか?

 

もう一つ、例えば、ヒプノセラピーを学ぼうと意識していない時は、ヒプノセラピーの情報は自然に目にとまらないのではないでしょうか?

例えば、電車の吊革広告で「ヒプノセラピー」と書いてあっても気づかないかもしれません。

ゴールのイメージを明確にすることで、「その情報を収集しやすい」→「材料が集まる」→「成功に近づける」のです。

 

ヒプノセラピーでは、このためのゴール設定もセッションしながらクライエントから引き出していきます。

(簡単にまとめると、ゴール設定条件は、肯定的・主体的・明確性・エコロジーに配慮・その先にあるゴールです。)

そして、催眠誘導で潜在意識にアクセスし、暗示で成功イメージを焼き付けるスキルや、一方で、ゴールを妨げる気持ちの対処の暗示、自信がないという思考が働きがちな場合、クライエントの気持ちをくみ取りながら年齢退行などの対処を含めてしていきます。

ゴール達成には柔軟性も必須の要素です。ここも十分、クライエントは認知する必要があります。

 

このような気持ち・身体・行動のアプローチ以外にも

グリーフセラピーソウルメイトの出会いに前世療法は使われます。

 

当スクールでは、このような他にも見失ってはいけない基本前提を踏まえつつ、実践力を気づきとともに磨いていきます。

 

催眠に対する誤解の解消

 

青山ココロコートではヒプノセラピーの他にも心理学理論に基づいた各種講習、セラピストを支援する活動もしております。
お気軽にどのようなことでもご相談ください。

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